2007年02月23日

病気について

<病気になったら、病気について哲学しなさい>、といった人がいます(誰だったっけ?)。

アランもまた病気という言葉を結構使うんです。

例えば、

「苦悩とは最悪の病気であり、知恵を欠いた人間は、それとは気づかずにこれを持っているものだ。彼らは、苦悩のどん底にない場合でさえ、至るところ不機嫌であり、何よりも、生き生きとして感動を恐れている、なぜならたちまちそれは情念と化すからだ。」(アラン 『思索と行動のために』 p.409)

「苦悩のどん底にない場合でさえ」という箇所が重要な感じがします。
実際よりも事態を悪くする傾向に身を委ねているという意味で。

そういえば、こうした<実際よりも事態を悪くする傾向に身を委ねる>ことについて、アランは次のようにも書いていました。

「けちな頭には狂乱があり、一種の反逆があり、また、自発的な地獄落ちともいうべきものがある。」(アラン 『人間論』 p.250)

「誰もがすぐに自分を断罪してしまう。」(同書 p.251)とうわけでしょうね。
ラベル:病気
posted by masaccio at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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