2007年04月08日

助けるということ

助けるということ、それも自分以外の人を助けるということ、それは結構難しいことだと思う。

これについてもアランは示唆的な言葉をいくつか残している。

自分がきちんと立っていないのに、人を助けることなんて、まず出来ない。

「私が他人を助けるとしたら、それは自分自身を支配することによってであり、ほかに方法はない。」
(アラン 『宗教論』 p.195)

それに、<助けられる>と普通言われる方の人だって、実際には次のようなことなのだろう。

「私は君を助けるだろう。だが、君を助けるだろうものは、君自身である。というのも、自由な人はただ自由な人をしか愛することはできないから。」
(アラン 『神々』 p.264)

だからこそ、次のような指摘ももっとものことのように思えてくるわけだ。

「義人に出会う度毎に、人は義人の内に愛することや助けることへのある種の拒絶を認めて、少なからず驚く。目に見えない秩序、そのままで普遍的な秩序に向けられた義人の視線がそういう拒絶を表しているのだ。」
(アラン 『宗教論』 p.196)
posted by masaccio at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/38216865
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。